PAHは、2つ以上の芳香環が結合した有機化合物です。有機物の不完全燃焼時に発生する物質で、発がん性があると言われています。
食品では空気, 土壌, 水, 堆積物によって汚染される場合や、燻製やロースト, 乾燥などの調理過程で形成される場合があります。実際にEUでは、原油流出事故による魚介類へのPAH汚染が問題になっております。
2011年8月20日、EUは有害物質の最大許容量を定めた規則(EU) NO 1881/2006に、PAHの最大許容量を新たに設定することを発表しました。
| 対象となる食品/油 | 最大許容量 [μg/kg] | |
|---|---|---|
| Benzo(a)pyrene | 4種PAH(*2)の合計 | |
| 食用油脂(カカオバターおよびココナッツオイルを除く) | 2.0 | 10.0 |
| カカオ豆およびカカオ豆由来製品 | 5.0 fat | 30.0 fat |
| 食用ココナッツオイル | 2.0 | 20.0 |
| 乳児用調製粉乳およびフォローアップ調製粉乳 (乳児用ミルクおよびフォローアップミルクを含む) |
1.0 | 1.0 |
*1. 2021/09時点の参考情報。最新情報はEUホームページ等でご確認ください。
*2. 4種PAH: Benzo(a)pyrene, Benz(a)anthracene, Benzo(b)fluoranthene, Chrysene
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