著者:Geraldine Buysschaert, Business Unit Manager Biologics Drug Substance, Eurofins CDMO
「バイオファーマニュースレター2024年8月号」より、ユーロフィン分析科学研究所に関連する記事を翻訳してご紹介しています。
プラスミドDNA(pDNA)は、バクテリアに由来する小さな環状DNAで、遺伝子工学の応用において多目的なツールとして役立ちます。運ぶ遺伝子によって、プラスミドは治療用タンパク質の生産を可能にする鋳型として、あるいは治療用遺伝子を細胞に送り込む手段として機能します。pDNAは、細胞治療や遺伝子治療で使用されるウイルスベクターの生産や、mRNAのようなRNA種のin vitro製造のための重要な出発物質です。さらに、pDNAはDNAワクチンや非ウイルス性遺伝子治療の中核をなしています。
過去数年間のpDNA市場の成長軌道は目覚ましく、今日では主に細胞・遺伝子分野が牽引しています。臨床研究が成功し、様々な臨床段階における新しい治療法が進展するにつれ、pDNAの製造能力を高める必要性があります。
こうした急成長分野をサポートするため、ベルギーのゲントにあるEurofins CDMOは、pDNAの製造に広く適用できる製造プラットフォームをもってサービス提供を拡大しました。pDNAの製造は、バクテリアの宿主細胞の発酵から始まり、採取、溶解(細胞を破砕して内容物を放出する)、凝集(この間に浮遊粒子が結合して「フロック」と呼ばれる大きな粒子になる)、清澄化(宿主細胞から汚染物質を含む物質を分離する)のステップが続きます。次に、pDNAの純度を高めるためにクロマトグラフィーが行われ、次いで製品を濃縮、製剤化、充填するためにろ過が行われます。出来上がったバルク溶液は、バッチの品質と安全性を保証するため、様々な分析試験が実施されます。
現在、このゲントのCDMOサイトは、開発初期段階の培養フラスコでの製造から、後期段階の100リットルのステンレス製発酵槽での製造まで対応しています。GMPグレードのpDNAバッチをリリースするために尽力しており、これは近い将来、cGMP施設内で行われる予定です。
pDNA市場において、Eurofinsのネットワークは優位となります。まず、Eurofins Genomicsが提供する遺伝子設計と合成から開始します。Eurofins CDMOは、Eurofins BioPharma Product Testingが提供する幅広い分析試験によってサポートされ、スケールアップと製造の段階を経て、プロジェクトをさらに進めていきます。現在進行中の開発により、Eurofins CDMOは、間もなく、pDNAとRNAのための脂質ナノ粒子(LNPs)製剤を提供し、ウイルスベクターと遺伝子治療薬を製造することで、細胞・遺伝子産業への製造サポートを拡大します。間違いなく、pDNA分野におけるEurofinsネットワークの類に見ない広範さは、エンドツーエンドサービスを求める顧客にとって重要な利点となります。
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原文は、Plasmid DNA manufacturing expands new service footprint at Eurofins CDMOをご覧ください。
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