EDS / EELS|TEM / SEM元素分析

分析概略

SEMからTEMまで、Si・化合物半導体の多角的な評価を実現

デバイスの微細化と材料の多様化が進む中、当社ではSEMによる広域観察から、TEM/STEMによる原子レベルの解析まで、最適な手法を組み合わせて提供します。

 

SEM-EDS:広範囲・迅速なスクリーニング

走査電子顕微鏡(SEM)を用いたEDS分析は、解析の第一歩として有効です。特徴: 試料の前処理が比較的容易で、数mmから数十μm単位の広範囲を迅速に評価。

  1. 半導体での用途: パッケージ断面の異物特定、電極配線の剥離解析、Siウェハ上のパーティクル分析。

 

TEM/STEM-EDS:重元素のナノ局所分析

透過電子顕微鏡(TEM)を用いることで、ナノメートルオーダーの解析が可能になります。

  • 特徴: 重元素に対して高い感度を持ち、多元素の分布を同時にマッピング。
  • 半導体での用途: 化合物半導体(SiC, GaN, GaAs, AlN)の組成評価や、メタル配線の拡散防止膜の連続性確認。

 

TEM/STEM-EELS:軽元素・状態分析の極致

電子エネルギー損失分光法(EELS)は、次世代デバイス解析の切り札です。

  • 特徴:軽元素(B, C, N, O)の検出に優れ、化学結合状態(酸化数など)を特定。
  • 半導体での用途: SiCのポリタイプ識別、Si半導体の極薄ゲート絶縁膜(SiO2, High-k)の界面急峻性評価。 

 

 

対象試料の事例

  • Ⅲ-Ⅴ・GaN系薄膜・ デバイスの断面構造観察及び元素分析
  • Si系薄膜・ デバイスの断面構造観察及び元素分析
  • その他各種固体材料の元素分析
  • 燃料電池触媒の元素分析
  • 有機EL素子等、有機デバイスの元素分析 

 

 

原理 / 特徴

ESDは試料に電子線が照射された際に発生した特性X線の電子エネルギーから元素と濃度を分析する手法です。その一方、EELSは試料に電子線を照射し、非弾性散乱によるエネルギー損失を計測する分析方法。また、EELSではEDSでは分析できない状態分析が行えるのが特徴です。

  • 元素分析(ポイント、ライン、マッピング分析)
  • 元素像の高分解能マッピング
  • 状態分析(EELS)

 

分析手法の比較・使い分け

 

分析手法 主なターゲット 得意な元素 デバイス解析の例
SEM-EDS 広域・表面・断面 中~重元素  故障箇所特定、プロセス汚染評価
TEM / STEM-EDS ナノ局所・構造      重元素(B以上) 化合物半導体の混晶比定量、不明瞭な元素同定
TEM / STEM-EELS 原子層界面・化学状態 軽元素(H以上) SiC / GaNの欠陥評価、酸化膜解析、状態分析

   

 

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分析事例

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元素マッピングからHigh-kゲート絶縁膜のHfO2・バリア層のTiN・ソース・ドレイン下層の高濃度Ge層を確認することが可能。

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EELSを用いたライン分析の結果、スペクトルからAlTiO・AlTi及びTiNの結合状態の分離が可能。

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不特定元素の評価にはEDSを用いた解析が適しているが、一方、ナノスケールの微細Siデバイス評価ではEELSを用いることでより明確に構造を解析することが可能。

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原子スケールによるEDSとEELSを併用することでEDSではSrとFeを、EELSではOの原子位置を明確に特定することが可能。

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